2012年8月1日水曜日

「第35回きょうされん全国大会inふくい」の申し込み締め切りの日に
~全国のきょうされんの仲間の皆さんへの「手紙」~

全国の仲間の皆さん。
7月31日は「第35回福井大会」の申し込み締め切りの日でした。
私たちが、まず第一関門と位置付けていた「1000名」の参加申し込みは何とか到達しました。正直少しホッとしました。しかし締め切り日を過ぎた時点での第一関門到達は何とも遅すぎるようです。
初めての大会を経験する私たち現地の関係者にとっては、それこそ一日一日がもうドキドキものなのです。
「福井」と聞いただけで、どこにあるの? 電車の本数は少ないし乗り換えなど交通手段は不便、何より遠いし・・・当然だけど旅費もおのずと高額になる。 きっと全国の障害のある人たちにとって、いやいや、事業所や職員、関係者の皆さんも含めてもうこれだけで「参加を躊躇ってしまう」こともあるでしょう。
しかし私たちは、もしそうであったとしても、何としても会場を2000名の参加者でいっぱいにしたいと心から願い訴えたいのです。 どんなにか多くの困難が予測されたとしても、どうかここは「えいっ!」とばかり参加を決めて頂きたいのです。
1977年に結成された、きょうされん(共同作業所全国連絡会)は「僕たちも働きたい。友だちといっしょに働ける作業所が欲しい。」といった障害のある人たち、家族、関係者の願いの実現に応えた共同作業所(づくり)運動として野火のごとく全国各地に広がりました。
以後35年もの間、幾多の困難にも決してひるむことなく補助金制度の創設をはじめとした障害者施策の拡充を求めていつも多くの国民と共に在り続けてきたのです。
そのかけがえのない大切な節目である「第35回きょうされん全国大会inふくい」を、全国の仲間の皆さんのあたたかく柔らかなその両手に抱かれながら何としても共に成功を目指して頂きたい、まずはじめに今一度心からお願い申し上げる次第です。

全国の仲間の皆さん。
この第35回全国大会の成功は「小さな福井支部の大きな挑戦」ばかりか、何よりも「我が国の障害者施策、制度をめぐる厳しい情勢」の中にあって全国が今大きく注目しているところです。
私たちは何としても成功させたいのです。「成功は私たちの決意」です。
今国会で国は私たちとの「約束」を反故にし「障害者総合支援法」を成立させ、障害者自立支援法の廃止は看板の書き換えに過ぎませんでした。そしてそれでも「障害者自立支援法は廃止した」と開き直るのです
私たちは今「私たちの願いや真実」がなかなか一直線には到達できないことを改めて学びました。
ただ「ねじれは幼稚な政党間におこっているのではなく、政治と国民の間、暮らしと生命のもとに」おこっているのだということを国はしっかりと肝に銘じるべきです。
第35回全国大会のテーマは「確かな約束」です。私たちは如何なる局面でも「歴史の弁証法」を大いに確信し決して諦めません。
「第35回福井大会」の成功は、必ずやきょうされんのその決意を内外に胸を張り確固として示すばかりか、障害のある人たちが真に豊かで平和のうちに生きる権利を改めて求める正義と確信に満ちた運動の出発点として、歴史的な意味をもつ大会になるに違いありません。

全国の仲間の皆さん。
日々の仕事に追われまだ申し込みをお済みでない方、諸事情で「参加」を未だ決めかねていらっしゃる方、もしかしてこの手紙を読んで・・・まだ申し込みは間に合うかなって思ってくださった方(いらっしゃったらうれしいな!)などなど、どうか今からでも参加手続きをお急ぎください。 
私たちは「きょうされんの誕生日」である「8月6日」を改めて申し込み締め切り日と設定し、賛助会など他の組織課題と併せて必ずや「目標達成の日」とすることを決意し、心から皆様の参加を訴えます。

 これからしばらくの間、そんな皆さんの後押しともなって、福井大会が楽しみやなぁと思って頂くような「福井大会。どうしても行きたくなる深イイ話し!」を紹介していきたいと思います。
明日の一回目「深イイ話し!その①」は、「ポスター(チラシ)になった、雨田光弘 氏  タイトル「A」のこと ~第35回福井大会がこの絵に托した本当の気持ち~ 」としましょうか。

2012年7月31日  きょうされん理事  福井支部  具 谷 裕 司

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